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J.E.アプレジャー博士、R.マクダナールD.O.
欧州、英国アプレジャー協会の代表と共に


自然治癒力を高め、心身のストレスを癒す第三の療法

「クレニオ・セイクラル・セラピー」(以下CST)のクレニオとは頭蓋骨、セイクラルとは仙骨のことである。CSTはアメリカのオステオパス医師であり、ミシガン州立大学オステオパス学科で教鞭をとっていたJ.E.アプレジャー博士(写真左下の男性)が1971年、脳脊髄液にリズムがあることを観察、研究の結果、療法として開発されたセラピーだ。
※ The Upledger Institute, Inc.

脳内で作られた透明な脳脊髄液は、おたまじやくし状の袋(硬膜)の中を満たし、頭から脊椎管を通り仙骨に入り、その内に人間の生命維持装置である脳や脳神経、脊髄神経を擁護している。脳脊髄液は規則正しいリズムで流れ動いて、脈拍や呼吸のように運動や緊張による影響は受けない。CSTではこのリズムを皮膚の表面で感じ取る。

人体の60〜80%は水分である。筋肉もまた柔軟な膜でつつまれ、臓器は水の中に置かれているような状態なので、脳脊髄液のリズムは、静かな水面に小石を投げたときの水紋のように、皮膚面(筋膜)に伝わって来る。基本的に全身のどこに触れても、同じリズムが感じとれる。新陳代謝の激しい子供のリズムは早く、年をとるに従って遅くなる傾向はあるが、そのリズムは短い期間に大きく変化するものではない。体内に炎症などがあるときは早くなり、代謝機能が落ちているときは遅くなっている。もし左右のずれ・足部と頭部のずれなどがあるときは、何らかのブロック、障害があると考えられる。CSTの目的は、生体にとって無理のない、柔らかいテクニックでこれらのブロックを除去し本来の流れに戻すことにある。 クライアントから出てくる情報を主体にし、診断はいっさいせず、骨などを直接動かすなどしないため、心身にはきわめて穏やかだ。そのため欧米では、母親が子供に施すデイケアとしての1日セミナーも盛んに開かれるようになっている。初歩のテクニックは、幼い子供から老人、妊婦にまで毎回安心して使え、しかも「自律神経のバランス回復、ストレス軽減、心身リラックス、自然治癒カ向上、免疫カ向上、健康増進」が期待でき、風邪の解熱、高血圧の安定など慢性、急性の状態も改善し、情緒障害の子供にも良い結果をもたらす

CSTの素晴らしいところは、身体だけで終わらないで、心やそれ以上の領域にもつなぐ役目もしてくれるところだ。アプレジャー博士は「筋膜とは、過去の感情、体調、すべての記憶を残す記録テープのようなもの」という。療法中に筋膜を通して、記憶再生装置がオンになると、つらい過去が思い出されたり、子供に戻ってしまったり、時に過去生を話し始める人もいて、その後は心身の解放が起こるのだ。

     「気の森」セラピー・オール・ガイド98ー99より抜粋